スタッフ日記

2024年04月24日(水)

ミノカサゴの見分け方①成魚編

こんにちは!
ダイビングショップサニールールちげです。

以前もやったことがあるのですが、今回また新たに記事にすることにしました!
海の知識と題しまして、今回はミノカサゴの見分け方についてです!

成魚の中にも見たことあるものから、見たことあったかしら・・・なんて名前のミノカサゴの仲間が!?
そんな魚たちも幼魚となると・・・模様が違ったりヒレが違ったりといろいろな変化が成長する間で出てきます。

そんなミノカサゴの仲間たちを比較していきます!
定番のミノカサゴからハナミノカサゴやキリンミノなどなど写真をまじえて見比べてみましょう~

まずは、最初の写真は【ミノカサゴ】です!
こちら、皆さんよく見たことありますね!

写真は、スタッフの撮影したものをかき集めてみました!
ほぼ関東圏で観察してきた写真になります~
 ミノカサゴは、尾びれに模様があまりありません。
たまーに斑点模様が残っている子もいますが、透明な尾びれの個体が多いですね。

目の上の皮弁は、そこまで長くなく、シンプルな形をしています。

全体的な体色も他のミノカサゴの仲間と比べて淡い色合いの個体が多くいます。
ミノカサゴの腹部は比較的白く、背中から模様が描かれているようにも見えます。(特徴的なYの字が真ん中にありますがハナミノカサゴにも存在してます)

そんなミノカサゴによく似ているのは、【ハナミノカサゴ】ですね!
 定番のミノカサゴと言ったら、このどちらかの名前があがりますよね。

ハナミノカサゴの尾びれには、斑点模様の柄がしっかりと見えます。
そして全体的な体色は、赤身濃くでる個体や黒く見えるほどの個体もいます。
腹部まで模様がしっかりと入っていて、模様同士もぎゅっと密度が高くミノカサゴとの違いとして観察がしやすそうです。

背びれと胸びれは先端がふんわりとふくらんだようなゴージャスなつくりになっています。

ノーマルミノカサゴのほうが、ダイバーによく寄ってくる印象がありますが皆さんはどうですか?(笑)

さてさて続けていきますが、お次はキリンミノとネッタイミノカサゴです!
 写真左側のうちわのような胸びれを持った子が【キリンミノ】

右側の胸びれの軟条(長く伸びている部分)が白い子が【ネッタイミノカサゴ】です!

キリンミノは、丸くつながった特徴的な胸びれをもっていて、尾びれの付け根にTの文字があります。
このT文字は、幼魚の時にも見分けるのによく使っています!

ネッタイミノカサゴは、胸びれの膜が先端まではいかずに膜の中に青や黒の丸模様があります。
伸びている軟条は白もしくは赤色をしているそうです。

このネッタイミノカサゴに似ているのが【ミズヒキミノカサゴ】です。

 こちらがミズヒキミノカサゴです!
スタッフ最初気が付いてませんでした(笑)

軟条が紅白のシマシマ模様なのですよ!!!

水中だとパッと違いに気が付かないかもしれません・・・・
なんだかムギワラエビとオルトマンワラエビの違いくらいのわずかな差かとも思いますが。

ミズヒキミノカサゴとネッタイミノカサゴの違い引用してきました!
 
ミズヒキミノカサゴの胸鰭の膜の部分に6~24個の斑点があり、糸状に伸びる部分が紅白の縞模様があらわれる
 
ネッタイミノカサゴの胸鰭の膜の部分に3~17個の斑点があり、糸状に伸びる部分が白もしくは赤の一色になる

とのことでした。
丸い模様の数も違いがあるみたいですが個体差があるみたいなので、軟条の部分でぜひ見分けてみたくださいね!


今回は、ミノカサゴ成魚編をお届けしました。
幼魚もいつかアップしますね~

お楽しみに!
ネッタイミノカサゴネッタイミノカサゴ
キリンミノキリンミノ
ハナミノカサゴ(黒すぎる・・・)ハナミノカサゴ(黒すぎる・・・)

2024/04/24 17:14 | 海の知識

ページトップ